昨日の輝きには・・・ <Orion (GIRL NEXT DOOR)>

第16回です。昨夜から今日の未明にかけて”オリオン座流星群”がピークを迎えたそうですね。天体や星座って昔から苦手なので(勉強的な面で)、何座がどうこうと言われてもさっぱりなのですが、テレビで「今日は●●の見頃です!」と言われながら綺麗な映像や写真を見せられたらつい窓を開けて見ちゃう。自然の織り成す輝きって綺麗!!滅多に見ることが出来ないから、余計に輝いて見えるのかな。という訳で、今回は曲名に”オリオン”が入っているこちらの曲を。

▷その曲とはGIRL NEXT DOORの「Orion」(2009.11.25 7th Single)です。

GIRL NEXT DOOR / Orion～Infinity - YouTube　(「Orion」の映像は2分37秒まで)

Youtubeの説明欄には”冬の星座オリオン座の神話を千紗の実体験を交えて作詞したせつなくも前向きなラブバラードです。”とあり、星座に全く疎い小生は”神話ってどんな話??”と早速検索。そうしたら↓

オリオンは、月と狩りの女神アルテミスと仲がよく、いつか結婚するだろうと言われていました。しかし、それを知ったアルテミスの兄アポロンはそれを認めず、２人を引き離しにかかります。海から出ているオリオンの頭を、黄金の岩と偽り、アルテミスに弓をいらせるのです。オリオンは、何も知らないアルテミスが放った矢で死んでしまいます。その事を大変悲しんだアルテミスは、大神ゼウスに頼んで、オリオンを星座として夜空に上げてもらいました。今でも冬の夜には、オリオンに会うために、月がオリオン座を通っていきます。

・・・といった内容でした。(ウェザーニュース星空Ch より)

曲中の2人は、どこか”すれちがい”を感じています。好きだけど、会いたいけど…会えない。愛されてると信じていたいけど、それが真実とは限らない。また、それが2人にとって正解かどうなのか?何も深く考えずにいた方がもいかしたら幸せだったのかな?…と。確かめ合いたい相手だからこそ、強く思ってしまう。そんな”自分”の心情を歌っています。

先程ご紹介したオリオンの神話をモチーフにしたフレーズも出てきます。

さよならの弓で答えが出るなら

目を逸らさずにすべて受け止めたい

未来はいつでも

逃げない瞳の中にある

結果として、戻ることはできないけど、その”さよなら”には本当の答えがあるのかもしれない・・・それが2人にとってなのか、相手、もしくは自分にとってなのか・・・。また、その答えが幸せへと導くものなのか、もっと落ち込む結果になってしまうのかは分かりません。ですが、その痛みですら全て受け止めて新たな道を歩んでゆきたい。そんな強い意志を持つようになった”自分”は最後にこう歌います。